西向く侍ならずとも

面白いと感じたものをひそひそと語る、そんなブログになります。ときには考察じみたものも書きます。ふと考えたことを字に起こして書き出してみたいだけです。

"Pause Ahead"が面白い

 Pause Ahead(ポーズ・アヘッド)というゲームを知っているだろうか。

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askiisoft.com

 このゲームは、2009年にTower of Heaven(天国の塔)を発表し、多大な好評を得たAskiisoftによるブラウザフリーゲームであり、パッと見はよくある2Dアクションゲームなのだが、その特殊な攻略の仕方がこのゲームの醍醐味である。

 ポーズ機能の有効活用

 このゲームはいわゆる2Dアクションゲームであり、当然と言えば当然のように「ポーズ機能」が存在する。どんな2Dアクションゲームでも、その機能はプレイを中断させたい時に使用し、自分の残機や残りタイムなどを確認するために用いるが、このゲームでは、そんな2Dアクションの根底を一切無視したポーズ機能になっている。

 こんなように、ポーズ中はその直前に動いていた方向へ延々と移動し続ける。たとえば斜め上にジャンプした直後にポーズをすると、そのまま斜め上に飛んでいく。そして動くのは自分だけであり、ポーズ中は障害物が動くこともなければ即死判定も消える。つまり物理的に無理な配置の障害物でも、ポーズ中に移動してしまえばそれらをすり抜けてゴールを目指せるというものだ。

 また中には制限時間があるステージもあり、その制限時間はなんと「15秒以内にクリアしろ」であったり「1秒でゴールを目指せ」であったりする。しかしこれらもポーズ機能を使えばさほど怖いものでもない。なにせポーズ機能とは本来そうして時間を停止させる機能なのだ。ポーズ中、プレイアブルキャラは動いても時間は止まったままなので、それを利用した攻略方法をしなければクリアできないステージがある。

 このポーズ機能を最大限に利用したステージ攻略が、他の2Dアクションには全く見られない画期的なものとなっており、その面白さは実際に遊んでみるとよりはっきりと認識できるだろう。

 BGMがどことなく味わい深い

 8bit音源を基準としたBGMは、特定の層を射止めるにはうってつけだろう。このゲームのBGMはそんな8bit音源に加えて電子音を混ぜ込んだものになっており、またどこか不気味さも残しているような味わい深さの強いものになっている。


Pause Ahead Side A - 01 : Boss of Nova

 これは序盤に流れるBGMだが、このゲームの世界観に引き込む重大な役目を担っていると言ってもいいほど、引き込まれる曲だ。

  天国の塔のBGMもどこかGB時代を思い出させるような音感で、懐かしさと安心感が感じられるが、このPause Aheadの曲は天国の塔とは対称的であると言えるかもしれない。


Tower of Heaven Soundtrack - Luna Ascension

 

 お手軽に遊べて画期的な攻略法、世界観もゾクッと来るような味わい深いもので、BGMの雰囲気も良い。そして難解なストーリーと、かなり奥まであるやり込み要素があるので、何か遊びたいと考えている人はぜひこのゲームをブラウザで開いてみてほしい。おそらく週末土日は軽く消えるレベルで遊べるだろう。

 余談だが、私はこのゲームを学生時代に知り、大学の図書館のPCで5時間ほど遊んで講義に出るのを忘れてしまったことがある。それほどに熱中してしまう時間泥棒でもあるので、遊ぶ時間の確保は計画的に……。

"極限脱出シリーズ"が面白い

 あなたは、極限脱出シリーズ3部作をご存じだろうか。
 この3部作はスパイク・チュンソフトから発売されている「9時間9人9の扉」「善人シボウデス」「ZERO ESCAPE 刻のジレンマ」の3作からなり、それぞれニンテンドーDS(3DS)、PS VITA,PS4で遊べる。

 

極限脱出 9時間9人9の扉

極限脱出 9時間9人9の扉

 
極限脱出ADV 善人シボウデス - PSVita

極限脱出ADV 善人シボウデス - PSVita

 
ZERO ESCAPE 刻のジレンマ - 3DS
 

 

 この3部作はいわゆる密室から脱出するために、部屋に散りばめられた謎を解き明かしていくという……よくある脱出ゲーム……と、シリーズを全く知らない人からすれば、それがメインの部分だと思われるだろう。……だが、あえて言うならば「それは物語の過程で強いられる些細な要素でしかない」のだ。

 

 本記事では、このシリーズがいかに面白いかを語り綴ろうと思う。ひょっとしたら、多少のネタバレ要素があるかもしれない。……本来ならば、なにも言わずにプレイしてみることを勧めたい。最初にこの物語の意味するところを理解したときの、驚きと快感をぜひとも味わってほしい。

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シンデレラガールズの抱えている難点を考える

 端的に言えばそれは、総勢183人というアイドルの多さ。例えばその全員にCVが付き、派生してプロデューサーや事務員などにも同じく、ひとりひとり担当のCVが付いたとしたら。後者は既に派生作品における3人のプロデューサー、並びに事務員の千川ちひろにそれぞれ別々のCVが付いており、アイドル183人に含めて考えるととても「一つのコンテンツ」で管轄できる人数とは思えない数字に膨れ上がる。

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